「Excel VBAとは何か」「マクロとの違いは?」「自分にも使えるのか」と、名前は聞いたことがあっても、中身がよく分からないという方は多いです。この記事では、Excel VBAとは何か、何ができるのか、どんな人に向いているのかを、初心者向けに整理します。
Excel VBAとは
VBA(Visual Basic for Applications)は、Excelなどのアプリの操作を、プログラムで自動化するための仕組みです。人がマウスやキーボードで行う操作を、コード(命令の文章)として書いておくことで、ボタン1つで実行できるようになります。
Excelのマクロ機能は、このVBAで動いています。マクロとVBAの関係については、Excelマクロが動かないときの原因と確認ポイントでも触れています。
Excel VBAでできること
- 複数のファイルやシートのデータを、順番に開いて集める
- 決まった手順のデータ加工(並べ替え、行の削除、書式の統一)を、まとめて実行する
- 別のファイルへの転記や、レポートの作成を自動化する
- 繰り返しの作業を、ボタン1つで実行する
できる作業の具体例は、Excelで自動化しやすい業務10選|向いている作業と方法の選び方で紹介しています。
VBAが向いている作業・向いていない作業
向いている作業
- 手順が毎回ほぼ同じ
- 繰り返しの回数が多い
- 操作の順番を言葉で説明できる
向いていない作業
- 毎回やり方が変わり、人の判断が必要
- 関数やExcelの標準機能で足りる
- 元のデータの形がバラバラ
関数で足りる作業をVBAで作ると、かえって管理の手間が増えます。まずは関数や標準機能で対応できないかを確認してみてください。
VBAを使うために必要なもの
- VBAが使えるExcel(利用できるかは、お使いのExcelのバージョンや、会社のPCの設定で異なります)
- 「開発」タブの表示(初期設定では表示されていない場合があります)
- コピーしたファイル(練習は本番のファイルで行わない)
会社のPCでは、セキュリティの設定や社内ルールでマクロが使えない場合があります。使う前に、社内のルールを確認してください。
VBAは難しい?初心者が始める方法
VBAはプログラムの一種なので、最初は難しく感じることがあります。ただし、次の方法なら、一から書けなくても始められます。
- マクロの記録:自分の操作を記録して、コードの形を見てみる(最初は、コピーしたファイルで「セルの文字を太字にする」のような、単純な操作を1つ記録して試すと分かりやすくなります)
- 生成AIにコードの案を作ってもらう:依頼の仕方はAIにVBAを書いてもらう方法|頼み方の手順と使う前の注意点で解説しています
- コピーしたファイルで試す:結果が合っているか、必ず自分で確認する
マクロとの違いを知りたい場合は、マクロとVBAの違いとは?初心者向けに関係と始め方を整理をご覧ください。
学ぶ順番は、Excel×生成AIの学習ロードマップ|何をどの順番で学ぶかを参考にしてください。
使う前の注意点
- VBAのコードは、実行するとデータを変更・削除することがあります。必ずコピーで試してください。
- 他の人からもらったコードや、出所が分からないコードは、意味を確認せずに実行しないでください。
- 生成AIが作ったコードは、そのまま動くとは限りません。
- 機密情報や個人情報は、生成AIに入力しないでください。
まとめ
Excel VBAは、Excelの操作をコードで自動化する仕組みです。手順が決まった繰り返し作業に向いていて、関数や標準機能で足りるなら、無理に使う必要はありません。まずは、マクロの記録や生成AIを使って、コピーしたファイルで小さく試してみてください。
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