「Excelも生成AIも使えるようになりたいけれど、何から勉強すればいいのか分からない」と迷う方は多いです。関数、Power Query、マクロ・VBA、生成AIと学ぶものが多く、順番を間違えると、途中で挫折しやすくなります。この記事では、Excelと生成AIを組み合わせて仕事に使えるようになるための学習の順番を、レベル別に整理します。
業務の効率化そのものの進め方は、Excel業務を効率化するなら何から始める?初心者向け6ステップロードマップで紹介しています。この記事は「何を学ぶか」に絞って解説します。
学習の全体像:4つのレベル
- レベル1:Excelの基本操作と標準機能
- レベル2:関数(+生成AIに式を作ってもらう)
- レベル3:Power Queryやマクロの記録
- レベル4:VBA(+生成AIにコードを作ってもらう)
生成AIは、どのレベルでも「先生」や「下書き係」として使えます。ただし、出てきた式やコードを自分で確認する力がないと、間違いに気づけません。そのため、基礎から順に進めるのがおすすめです。
レベル1:基本操作と標準機能
最初に押さえたいのは、関数やVBAよりも、Excelの標準機能です。
- 並べ替え・フィルター
- テーブル機能
- ピボットテーブル
- 書式設定、入力規則
標準機能で済む作業を関数やVBAで作ると、かえって手間が増えます。まずは「Excelでできること」を知ることが土台になります。
次に進む目安:並べ替え・フィルター・ピボットテーブルを、自分の表で使えるようになったら、レベル2に進みます。
レベル2:関数を使えるようになる
次は関数です。最初から全部を覚える必要はありません。よく使うものから、必要になったときに1つずつ覚えていきましょう。
- 条件で分ける:IF関数
- 条件付きで合計・数える:SUMIFS関数、COUNTIFS関数
- 表から探して持ってくる:VLOOKUP関数、XLOOKUP関数(XLOOKUPは古いバージョンのExcelでは使えない場合があります)
この段階から、生成AIを使い始めると学びやすくなります。式を作ってもらい、なぜその式になるのかも説明してもらいます。頼み方と確認のしかたは、AIにExcel関数を作ってもらう方法|頼み方と結果の確認ポイントで解説しています。
次に進む目安:IF関数と、条件付きの合計(SUMIFS関数)や表の検索(VLOOKUP関数など)を、自分の表で1つずつ使えたら、レベル3に進みます。
レベル3:Power Queryとマクロの記録
関数で対応しにくい、次のような作業が出てきたら、次のレベルに進みます。
- 複数のファイルやシートのデータを1つにまとめたい → Power Query(利用できるかはExcelのバージョンで異なります)
- 同じ操作を毎回繰り返している → マクロの記録
複数のCSVをまとめる方法は、複数のCSVファイルをExcelでまとめる方法|4つの方法を比較して選ぶで比較しています。
次に進む目安:複数ファイルのまとめ、または繰り返し操作の自動化を、自分の作業で1回試せたら、レベル4に進みます。
レベル4:VBAと生成AI
VBAとは何かを先に知りたい場合は、Excel VBAとは?できることと向いている作業を初心者向けに解説をご覧ください。
マクロの記録では足りない、「条件によって処理を変えたい」「ファイルを順番に開いて処理したい」といった作業が、VBAの出番です。VBAを自分で一から書けなくても、生成AIにコードの案を作ってもらい、コピーしたファイルで試しながら学ぶ方法があります。
- まずは短くて単純なコードから試す
- コードの意味を、生成AIに1行ずつ説明してもらう
- エラーが出たら、エラーの内容を伝えて直してもらう
詳しい頼み方は、AIにVBAを書いてもらう方法|頼み方の手順と使う前の注意点を参考にしてください。マクロが動かないときは、Excelマクロが動かないときの原因と確認ポイントも確認してみてください。
到達の目安:コピーしたファイルで、生成AIが作ったコードを実行し、結果が合っているかを自分で確認できる状態です。
学習を続けるコツ
- 自分の仕事を教材にする:練習用の題材より、実際に困っている作業を題材にするほうが続きます。
- コピーで試す:本番のファイルは触らず、コピーで練習します。
- 1回に1つだけ覚える:関数もVBAも、1つ使えたら次に進みます。
- 機密情報は入力しない:生成AIには、実データではなくダミーの値で相談します。
独学・講座・スクールはどう選ぶか
ここまでの内容は、独学で進める方も多くいます。講座やスクールを使うかどうかは、目的や時間、費用によって変わります。選び方の考え方は、生成AIを仕事で使えるようになるには?独学・講座・スクールの選び方で整理しています。
まとめ
Excelと生成AIを学ぶ順番は、基本操作→関数→Power Queryとマクロの記録→VBAが基本です。生成AIは各レベルで学習を助けてくれますが、出てきた式やコードは必ず自分で確認してください。まずは、今困っている作業を1つ選ぶところから始めてみてください。
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