「同じ形式のCSVが何十個もあって、1つにまとめたい」——毎月の売上データや、システムから出力したログなどでよくある悩みです。この記事では、CSVファイルをまとめる方法を、ファイル数や状況に合わせて3つに絞って紹介します。
比較して選びたい方は、あわせてExcel作業を自動化する方法7選もご覧ください。
CSVをまとめる主な3つの方法
- 手作業でコピー&貼り付けする(ファイルが少ないとき)
- Excelの機能(Power Queryなど)でまとめる(毎回同じ形式のとき)
- 無料のWebツールでまとめる(手早く試したいとき)
ファイルが少ないなら手作業でも十分
ファイルが2〜3個であれば、Excelで開いて行をコピーし、1つのシートに貼り付ける方法が早い場合があります。ただし、ファイルが増えるほど貼り付け漏れや、見出し行の二重貼り付けが起きやすくなります。まとめた後は、行数の合計が元のファイルの合計と合っているか確認してください。
Excelの機能でまとめる
同じフォルダーに同じ形式のCSVを置ける場合は、ExcelのPower Query(「データ」タブ→「データの取得」→「ファイルから」→「フォルダーから」)で、フォルダー内のファイルをまとめて読み込めます。次回以降は「更新」で再取り込みできるため、毎月同じ作業がある場合に向いています。
一方で、Excelのバージョンによって画面の名称や操作が少し異なること、初めて使うときは設定に慣れが必要なことに注意してください。
無料Webツールでまとめる
「まずは今日だけ、手早くまとめたい」場合は、ブラウザで使える無料ツールも選択肢です。mars worksが公開しているCSVまとめツールは、複数のCSVファイルを1つのCSVにまとめます。
- ドラッグ&ドロップ、またはクリックで複数ファイルを選びます
- 1行目を見出し(列名)として読み取り、同じ列名でそろえて統合します
- Shift_JISとUTF-8が混ざっていても、文字化けしにくいように読み込みます
- 列の並びが違うファイルや、一部の列が足りないファイルにも対応します
- 「元のファイル名」の列を付けるオプションがあります
使い方は次の4ステップです。
- CSVファイルを複数選びます
- 必要に応じて、「元のファイル名」の列を付けるオプションを選びます
- 「まとめる」ボタンを押します
- できあがったCSVをExcelで開き、内容を確認します
読み込んだファイルは、お使いのブラウザの中だけで処理されます(インターネット上には送信・保存されません)。ただし、個人情報や社外秘の情報を含むファイルは、社内のルールに従って扱ってください。数十MB以上の大きなファイルは、お使いのパソコンの性能によって処理時間が変わります。
CSVが文字化けする原因
CSVをExcelで開いて文字化けする主な原因は、文字コードの違いです。日本語のCSVには、Shift_JIS(Windowsのメモ帳などで一般的)とUTF-8が使われており、ファイルによって異なります。Excelは、UTF-8のCSVを、そのまま開くと文字化けする場合があります。
複数のCSVで文字コードが混ざっていると、1つのファイルにまとめる際に一部だけ文字化けすることがあります。まとめた後は、日本語の列が正しく表示されているか、先頭と末尾の数行を確認してください。
列が違うCSVをまとめるときの注意点
- 列の順番が違うファイルは、列名でそろえないと、データが別の列に入ってしまいます
- 列が足りないファイルは、その部分が空欄になります
- 見出し行が2行以上あるファイルは、そのままでは正しくまとめられない場合があります
- 先頭が「0」で始まる数字(郵便番号・商品コードなど)は、Excelで開くと「0」が消える場合があります
まとめる前に、2〜3ファイルの1行目(列名)を見比べておくと、トラブルを減らせます。
ツールで解決しないときは
ファイルの形式がばらばらな場合や、まとめた後に集計・加工まで自動化したい場合は、ツールだけでは対応しきれないことがあります。その場合は、Excel関数、Power Query、VBAなどを含めて検討してください。他の無料ツールもあわせて知りたい方は、Excel自動化の無料ツールまとめもどうぞ。
どの方法が合うか整理したい場合は、ココナラのExcel・VBAの困りごと相談もあります。ファイルやマクロを作成・修正するものではなく、考えられる対応方法と次に確認することを文章でお渡しするサービスです。購入は前提にしていません。
まずは、手元のCSVを2〜3個選んで、小さく試してみてください。


