複数のCSVファイルをExcelでまとめる方法|4つの方法を比較して選ぶ

CSVをまとめる4つの方法 比較して選ぶ Excel自動化

複数のCSVファイルをExcelでまとめたい場面は、毎月の売上データの結合、店舗ごとに出力されたデータの集約、システムから出力したログの統合など、さまざまです。ただ、方法はいくつもあり、「どれを選べばよいか」が分かりにくいところです。この記事では、複数のCSVをまとめる4つの方法を比較し、選び方の目安を整理します。

「とにかく手早くまとめたい」方は、短い解決記事のCSVファイルを1つにまとめる方法もあわせてご覧ください。

複数CSVをまとめたくなる場面

  • 毎月届く同じ形式のCSVを、1つの表にして集計したい
  • 担当者や店舗ごとに分かれたCSVを、1ファイルにまとめたい
  • システムから出力したCSVを、Excelで分析できる形にしたい

まとめる4つの方法と比較

方法 向いている場面 注意点
手作業(コピー&貼り付け) ファイルが少なく、1回きりの作業 ファイルが増えると、貼り付け漏れ・見出し行の重複が起きやすい
Excel(Power Queryなど) 毎回同じ形式のCSVを同じフォルダーに置ける 初回の設定に慣れが必要。画面はバージョンで異なる場合がある
VBA まとめた後の加工まで含めて自動化したい コードの作成・保守が必要。マクロが使えない環境もある
無料のWebツール 手早く試したい、Excelの設定に不慣れ 複雑な加工はできない。扱うデータのルールに注意

方法1:手作業でまとめる

ファイルが2〜3個であれば、Excelで開いて行をコピーし、1つのシートに貼り付ける方法が早い場合があります。まとめた後は、行数の合計が、元のファイルの合計と合っているか確認してください。

方法2:Excel(Power Query)でまとめる

同じ形式のCSVを同じフォルダーに置ける場合は、ExcelのPower Query(「データ」タブ→「データの取得」→「ファイルから」→「フォルダーから」)で、まとめて読み込めます。次回以降は「更新」で再取り込みできるため、毎月同じ作業がある場合に向いています。

方法3:VBAでまとめる

VBAを使うと、フォルダー内のCSVを順に開いて1つのシートに集める、まとめた後に列を並べ替える、といった一連の作業をボタン1つにできます。一方で、コードを作る・直す手間が必要です。生成AIにコード案を出してもらう方法もありますが、そのまま本番のファイルで実行せず、必ずコピーしたファイルで動作を確認してください。マクロが動かないときの確認手順は、Excelマクロが動かないときの原因と確認ポイントで解説しています。

方法4:無料Webツールでまとめる

mars worksが公開しているCSVまとめツールは、複数のCSVファイルを1つのCSVにまとめるブラウザ用のツールです。

  • ドラッグ&ドロップ、またはクリックで複数ファイルを選びます
  • 1行目を見出し(列名)として読み取り、同じ列名でそろえて統合します
  • Shift_JISとUTF-8が混ざっていても、文字化けしにくいように読み込みます
  • 列の並びが違うファイルや、一部の列が足りないファイルにも対応します
  • 「元のファイル名」の列を付けるオプションがあります
  1. CSVファイルを複数選びます
  2. 必要に応じて、「元のファイル名」の列を付けるオプションを選びます
  3. 「まとめる」ボタンを押します
  4. できあがったCSVをExcelで開き、内容を確認します

読み込んだファイルは、お使いのブラウザの中だけで処理されます(インターネット上には送信・保存されません)。ただし、個人情報や社外秘の情報を含むファイルは、社内のルールに従って扱ってください。数十MB以上の大きなファイルは、お使いのパソコンの性能によって処理時間が変わります。

文字コードと列構成の注意点

  • 日本語のCSVには、Shift_JISとUTF-8があります。混ざっていると、一部だけ文字化けすることがあります
  • 列の順番が違うファイルは、列名でそろえないと、データが別の列に入ってしまいます
  • 見出し行が2行以上あるファイルは、そのままでは正しくまとめられない場合があります
  • 先頭が「0」で始まる数字(郵便番号・商品コードなど)は、Excelで開くと「0」が消える場合があります

まとめた後は、先頭と末尾の数行、日本語の列、行数の合計を確認してください。

自動化を検討する目安

  • 同じ作業を毎週・毎月くり返している
  • ファイルの数が多く、手作業だとミスが心配
  • まとめた後の集計・加工も毎回同じ手順になっている

上のどれかに当てはまる場合は、Power QueryやVBAの導入を検討する価値があります。方法の全体像は、Excel作業を自動化する方法7選で整理しています。

無料ツールで試してみる

まずは、手元のCSVを2〜3個選んで、CSVまとめツールで小さく試してみてください。ほかの無料ツールは、Excel自動化の無料ツールまとめで紹介しています。

どの方法が合うか整理したい場合は、ココナラのExcel・VBAの困りごと相談もあります。ファイルやマクロを作成・修正するものではなく、考えられる対応方法と次に確認することを文章でお渡しするサービスです。購入は前提にしていません。

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